日中長期貿易協議委員会は、石炭取引をベースに、省エネ・環境をはじめとするプラント･技術等の技術交流及び取引に関する枠組みづくりを行っています。

  日中長期貿易協議委員会（LT）石炭部会では、2011年に開催された「第30回日中石炭関係総合会議」（於： 沖縄）にて、次回の会議は「中国・杭州にて開催」と決定したものの、日中関係の影響などを理由に、延期を余儀無くされております。

  こうした状況の下でも、やはり日中双方の事務局及び石炭部会関係者が継続して意見交換・情報交換をしていく場を設けることが重要であるとの共通認識に基づき、2012年度、2013年度に引き続き、一部関係者による情報交換の場として「石炭取引交流会」を2014年11月20日（木）に北京で開催いたしました。

  交流会においては、日中双方の経済情勢、原料炭ならびに一般炭業界の石炭需給の現状と今後の見込み及び課題などに関して各業界代表者よりプレゼンテーションを行なったあと、合理的価格による良質な石炭の安定的かつ継続的取引の再開と輸出税早期撤廃の実現を中心に活発な意見交換を行ない、引き続き共同で課題解決に向けて努力していくことで共通認識を得ることができました。

  日本側事務局といたしましても、日中石炭関係総合会議の開催及びLT石炭取引の回復に向けて、中国側事務局及び日本側石炭専門委員会関係者の方々に意見を伺いながら、今後も継続して努力してまいります。