日中長期貿易協議委員会は、石炭取引をベースに、省エネ・環境をはじめとするプラント･技術等の技術交流及び取引に関する枠組みづくりを行っています。

  日中長期貿易協議委員会（LT）石炭部会では、一昨年来、第31回日中石炭関係総合会議会議を浙江省杭州市で開催する予定で調整してまいりましたが、日中関係のかつてない困難な局面のなか、延期を余儀なくされております。

  こうした状況の下でも、やはり日中双方の事務局及び石炭部会関係者が継続して意見交換・情報交換をしていく場を設けることが重要であるという共通した認識に基づき、このたび「石炭取引交流会」を2014年1月17日（金）に北京で開催いたしました。

  交流会において、日中双方の原料炭ならびに一般炭業界の石炭需給の現状と今後の見込み及び課題について、各業界代表者によるプレゼンテーションと、その後の活発な意見交換により、安定的かつ継続的な石炭取引をベースに、石炭を取り巻く輸出税などの問題の早期解決や、大気汚染改善やPM2.5対策など新たな分野での協力関係の構築などを引き続き共同で模索・解決していくことにつきまして共有認識を得ることができました。

  また、日本側事務局といたしましては、現在延期している「第31回日中石炭関係総合会議」の開催についても、中国側事務局及び日本側石炭専門委員会関係者とも意見を伺いながら、今後も継続して努力してまいります。