省エネ部会第14回定期交流会 開催報告
省エネ等技術交流促進部会
第14回定期交流会(2020/12/20 於北京・東京)開催報告
日本側・日中長期貿易協議委員会 省エネ等技術交流促進部会と中国側・中日長期貿易協議委員会・省エネ環境保護技術合作分会(事務局は商務部対外貿易司)は、省エネ・環境ビジネスの拡大・促進の為の対話の場として、第1回日中省エネルギー・環境総合フォーラム(2006年)以来、同フォーラムにおける分科会の形で毎回定期交流会を行っております。
2020年はコロナ禍により日中間の往来が難しくなったため、12月20日、北京と東京の会場をオンラインで繋ぐ形式で「第14回日中省エネルギー・環境総合フォーラム」開催されました。これに合わせ、「日中長期貿易分科会」として第14回定期交流会を実施しました。
当分科会では第10回より水問題を中心に議論を重ねていますが、今年は「水環境対応と汚泥処理」をテーマに日本側は経済産業省製造産業局国際プラント・インフラシステム・水ビジネス推進室、中国側は国家発展改革委員会資源節約・環境保護司の協力を得て日中の政府・企業間で交流しました。
中国側からは、14・五計画期に向けて中国側から解説された都市汚水処理システムの課題対応プラン(20年7月に国家発展改革委と住宅都市農村建設部の合同で発表)で汚水処理効率の更なる向上と共に、汚泥の無害化処理と資源化の重要性が打ち出されたことなど直近の政策トピックについて発表がありました。また中国企業によれば、既に地方の主要都市でのモデル的取り組みも始まっているそうです。これに対し日本側からは、解決に資する関連ソリューションについて発表があり、今後のビジネス展開に期待が高まる交流となりました。今後に向けては、今回の全体テーマの「脱炭素に向けたエネルギー協力」と水環境対応や汚泥の資源化との関係性についても探究する可能性が展望されました。
分科会式次第
分科会の様子
日本側会場の様子
中国側会場の様子
オンラインで質疑応答を行いました