【参加報告】天津投資説明会(東京・大阪)
参加報告
2023/1/16 掲載
2023/1/23 更新
「天津市投資環境説明会と日中企業貿易商談会」が1月16日・東京、1月17日・大阪にて、天津市商務局の主催により開催され、日中経済協会は協力機関として参与しました。
東京開催では、当協会・堂ノ上武夫専務理事のほか、孔鉉佑・中国駐日本国特命全権大使や楊兵・天津市人民政府副市長が挨拶しました。中国側関係者によれば、日中合わせて300人以上が参加する盛況だったということです。
また、翌17日には大阪開催として、天津市発展改革委員会・孫虎軍副主任、天津市商務局・李建副局長らの参加の下で、同様の説明会が成功裏に実施され、日中経済協会関西本部からも今村健二事務局長が参加しました。
<楊兵天津市人民政府副市長の発言要旨>
●天津市と日本の交流は、50年前に当時の周恩来総理自らの推進により神戸市と友好都市提携を締結したことに端を発する。これは新中国が諸外国との間で最初に締結した友好都市提携であり、その後も四日市市や千葉市など多くの都市と友好都市提携を締結した。この間、日本とはハイレベルの往来などを通じて各分野で様々な交流を行い、多くの成果を収めた実績がある。
●日本は常に技術立国の理念を持ち、自動車製造、ハイエンド設備、電子情報、グリーン石油化工などで総合的な強みを持つ。そして、貿易面でも金融サービス、物流、事業イノベーションなどの分野で著名企業が多い。天津市においては日本企業が2300社を超える現地法人を設立し、累計144.6億ドルの投資を含むビジネス活動を展開している。このように天津市と日本とは相互補完性が強く、今後も対日交流の強化、さらには天津市の質の高い発展を実現する決心がある。今後はビジネス環境や関連サービスをさらに充実させていきたい。
●天津市と日本の交流は、50年前に当時の周恩来総理自らの推進により神戸市と友好都市提携を締結したことに端を発する。これは新中国が諸外国との間で最初に締結した友好都市提携であり、その後も四日市市や千葉市など多くの都市と友好都市提携を締結した。この間、日本とはハイレベルの往来などを通じて各分野で様々な交流を行い、多くの成果を収めた実績がある。
●日本は常に技術立国の理念を持ち、自動車製造、ハイエンド設備、電子情報、グリーン石油化工などで総合的な強みを持つ。そして、貿易面でも金融サービス、物流、事業イノベーションなどの分野で著名企業が多い。天津市においては日本企業が2300社を超える現地法人を設立し、累計144.6億ドルの投資を含むビジネス活動を展開している。このように天津市と日本とは相互補完性が強く、今後も対日交流の強化、さらには天津市の質の高い発展を実現する決心がある。今後はビジネス環境や関連サービスをさらに充実させていきたい。
まとめ:日中経済協会業務部(担当:山田) TEL:03-5545-3113
関連報道・リンク(2023日1月23日更新)
写真で振り返る説明会(東京・大阪)
孔鉉佑大使から楊兵副市長の紹介を受ける堂ノ上専務理事
会場前景1(前から)
会場前景2(後ろから)
天津市人民政府・楊兵副市長挨拶
孔鉉佑・中国駐日本国特命全権大使挨拶
津村製薬株式会社・戸田光胤共同最高執行責任者挨拶
日中経済協会・堂ノ上武夫専務理事挨拶
SMC株式会社・磯江敏夫取締役執行役員・総務部長挨拶
大阪会場1(天津市商務局・李建副局長挨拶)
大阪会場2(前から撮影した盛況ぶり)
説明会配布資料(スキャン)
【表敬報告】天津市貿促会・郭造林副会長
1月16日(月)午前、中国国際貿易促進委員会天津市分会(天津市貿促会)・郭造林副会長ら一行が日中経済協会東京本部を表敬訪問しました。郭副会長からは次のような趣旨のコメントをいただきました。
●コロナで人々の生活は打撃を受けた。これは大きな変化であるが、現在では(政策緩和などで)落ち着きを取り戻し、それが「新常態」に。そのような中、天津市は対日協力を重視し、今回副市長が訪日すること。日本とは地理的に近く、交流の歴史が長く、人的往来が盛ん。
●今回は複数団に分かれて訪日し、その中で天津市貿促会は31社を率いて東京と大阪で投資説明会を開催。イベントを通じて天津市と日本企業が安定かつ有効な協力を展開する場をつくることが主たる目的。その意味で、コロナ禍で人的往来が制限されていた背景で今回訪日するのは「破冰之旅(氷を破る旅)」であり、大きな意義。日中経済協会の支援で成功を収めることができることを期待。
●天津市は中国で4つある直轄市のひとつで、中国北部における経済の重要都市。約1400万人の人口と世界トップ10にランクされる天津港だけでなく、整備されたインフラが天津経済の力強さを支える。インフラについては衛生面や教育面も完備、企業が発展するためのビジネス環境を提供。
●天津で登記されている日本企業は2300社あり、トヨタ自動車、川崎重工業、住友商事が代表的な企業。全体的に、すそ野産業(配套産業)が盛ん。
●天津は省エネ・環境分野にも注力。第15回日中省エネルギー・環境総合フォーラムに出席した国家発展改革委員会・何立峰主任はかつて(同市)濱海新区書記を務めた。商務部・任鴻斌副部長は現在中国国際貿易促進委員会会長を務めている。様々な側面でこのプラットフォームに縁を感じる。
●天津市静海区には「天津市静海子牙環保産業園区」及び健康産業に注力する「中日(天津)地方発展合作示範区」の2大園区が所在。前者は資源リサイクルなどを推進するだけでなく、雄安新区、ひいては京津冀エリアの発展をけん引。後者は中医学について日本企業との協力を見据えたもの。人材育成、研究開発、シルバー産業などを強化するためにグループ企業を設立。今後はこれらで民生保障や社会の仕組みを整備していきたい。
●天津市貿促会は1963年設立。主な職務は(1)対外連絡、(2)展示会開催、(3)情報発信、(4)法務サービスの4点。これらを「鏈接政企」「衔接内外」「対接供需」(官民融合、内外調和、供需協調)という3ワードに集約可能。また、「1機関・2看板」という特徴があり、「2看板」は貿促会としての役割と「国際商会」としての役割を意味。我々国際商会傘下には2300社の会員企業があり、うち33社は業界団体(省エネ・環境、機械産業など)で自身の会員企業を持つため、実際には2300社以上のネットワーク。このほか、工業博覧会が2023年に開催予定。こういったところでも日中協力ができれば幸い。
●今回は複数団に分かれて訪日し、その中で天津市貿促会は31社を率いて東京と大阪で投資説明会を開催。イベントを通じて天津市と日本企業が安定かつ有効な協力を展開する場をつくることが主たる目的。その意味で、コロナ禍で人的往来が制限されていた背景で今回訪日するのは「破冰之旅(氷を破る旅)」であり、大きな意義。日中経済協会の支援で成功を収めることができることを期待。
●天津市は中国で4つある直轄市のひとつで、中国北部における経済の重要都市。約1400万人の人口と世界トップ10にランクされる天津港だけでなく、整備されたインフラが天津経済の力強さを支える。インフラについては衛生面や教育面も完備、企業が発展するためのビジネス環境を提供。
●天津で登記されている日本企業は2300社あり、トヨタ自動車、川崎重工業、住友商事が代表的な企業。全体的に、すそ野産業(配套産業)が盛ん。
●天津は省エネ・環境分野にも注力。第15回日中省エネルギー・環境総合フォーラムに出席した国家発展改革委員会・何立峰主任はかつて(同市)濱海新区書記を務めた。商務部・任鴻斌副部長は現在中国国際貿易促進委員会会長を務めている。様々な側面でこのプラットフォームに縁を感じる。
●天津市静海区には「天津市静海子牙環保産業園区」及び健康産業に注力する「中日(天津)地方発展合作示範区」の2大園区が所在。前者は資源リサイクルなどを推進するだけでなく、雄安新区、ひいては京津冀エリアの発展をけん引。後者は中医学について日本企業との協力を見据えたもの。人材育成、研究開発、シルバー産業などを強化するためにグループ企業を設立。今後はこれらで民生保障や社会の仕組みを整備していきたい。
●天津市貿促会は1963年設立。主な職務は(1)対外連絡、(2)展示会開催、(3)情報発信、(4)法務サービスの4点。これらを「鏈接政企」「衔接内外」「対接供需」(官民融合、内外調和、供需協調)という3ワードに集約可能。また、「1機関・2看板」という特徴があり、「2看板」は貿促会としての役割と「国際商会」としての役割を意味。我々国際商会傘下には2300社の会員企業があり、うち33社は業界団体(省エネ・環境、機械産業など)で自身の会員企業を持つため、実際には2300社以上のネットワーク。このほか、工業博覧会が2023年に開催予定。こういったところでも日中協力ができれば幸い。
まとめ:日中経済協会業務部(担当:山田) TEL:03-5545-3113
【参加案内】天津市投資説明会(東京・大阪)
2023/1/17 終了しました。
中国国際貿易促進委員会天津市分会より、1月16日(月)に東京で、翌17日(火)に大阪で開催される「天津市投資環境説明会と日中企業貿易商談会」の案内をいただきましたので、以下ご案内申し上げます。日中経済協会は、本会に協力機関として参与します。
<主催者より>
この度、天津市政府関係者及び企業代表団は総計約80名が来日する予定です。日本企業との交流を促進するため、天津市投資環境説明会と日中企業貿易商談会を開催することとなりました。
天津市は中国4大直轄市の一つとして、中国北方地区の中心地帯に位置し、活力に溢れる若々しい町であります。立地と交通網の天然的優位性、整ったハイテク産業の基礎と開放的な政策環境を頼りに、中国北方のハイエンド科学技術イノベーションの中心地として勢いよく発展しております。
今回の説明会では重点的に天津市の投資、創業環境を紹介するとともに、日系企業、各業界先頭企業、有名な投資融資機構等の多くのお客様にご参加いただく予定です。また、約40社の天津市の各分野の企業との商談会も開催する予定で、とても大切な交流機会ですから、皆様に是非ご出席賜りますようお願い申し上げます。
東京開催
2023/1/16 終了しました
■場所:ホテルオークラ東京曙の間 オークラ プレステージタワー1階
(〒105-0001東京都港区虎ノ門2丁目10−4電話(03)3582-0111)
■主催:天津市商務局
■運営:中国国際貿易促進委員会天津市分会 中国銀行東京支店
■協力:日中経済協会、日中投資促進機構、日中経済貿易センター(予定)、みずほ銀行、日本天津総商会
■後援:日本国際貿易促進協会(予定)、日本航空株式会社(JAL)
■参加費:無料
■定員:150名(先着順)
■内容:
第一部 関係者挨拶
天津市人民政府副市長 楊兵氏 挨拶
中国駐日本大使館大使 孔鉉佑氏 挨拶
日中経済協会専務理事 堂ノ上武夫 挨拶
SMC株式会社取締役執行役員 丸山進氏 挨拶
津村製薬株式会社Co-COO(共同最高執行責任者)戸田光胤氏 挨拶
中国銀行東京支店長 辺済東氏 挨拶
天津市全体投資環境案内(天津市商務局)
濱海新区及び区内各開発エリア投資環境案内(濱海新区)
日中(天津)健康産業発展合作モデル区案内(天津市発展と改革委員会)
(天津側参加企業情報は添付資料までお願いします。)
大阪開催
2023/1/17 終了しました
■場所:ホテルニューオータニ大阪 2F 鳳凰Ⅱ
(〒540-8578 大阪市中央区城見1-4-1 TEL. 06-6941-1111)
■主催:天津市商務局
■運営:中国国際貿易促進委員会天津市分会 中国銀行大阪支店
■協力:日中経済協会、日中投資促進機構、みずほ銀行、西日本中国企業連合会、日本天津総商会
■後援:日本国際貿易促進協会(予定)、大阪国際経済振興センター(IBPC大阪)、日中経済貿易センター(予定)、日本航空株式会社(JAL)
■参加費:無料
■定員:120名(先着順)
第一部 関係者挨拶
中国国際貿易促進委員会天津市分会副会長郭造林氏 挨拶
大阪国際経済振興センター(IBPC大阪)代表 挨拶
日中経済貿易センター代表 挨拶(予定)
中国銀行天津支店長 馬明俊氏 挨拶
天津市全体投資環境案内(天津市商務局)
日中(天津)健康産業発展合作モデル区案内(天津市発展と改革委員会)
(天津側参加企業情報は添付資料までお願いします。)
Word版の案内状(含:参加申込書フォーム)
お問い合わせ・お申し込み
日本天津総商会・慕鵬(ボホウ)様
E-mail:office[at]tianjin-japan.com ※[at]は@に変換ください
FAX: 03-3511-4362
E-mail:office[at]tianjin-japan.com ※[at]は@に変換ください
FAX: 03-3511-4362
◎あるいは、日中経済協会業務部(担当:澤津、TEL:03-5545-3113、naoya.sawazu[at]jc-web.or.jp ※[at]は@に変換ください)宛てにもご遠慮なくお問い合わせください。