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【参加報告】天津濱海新区投資境説明会

【参加報告】天津濱海新区投資境説明会

2023/10/25 Upd.
 
今般、天津市濱海新区・單澤峰区長一行が訪日し、2023年10月24日、都内で同区主催による「天津濱海新区投資境説明会」が開催されました。日中経済協会は、天津経済技術開発区(TEDA)の関係者からの招請により、業務部らが出席しました。
 
会議では中国駐日本国大使館・宋耀明公使による開会挨拶のほか、天津港保税区、濱海新区商務・投資促進局より、濱海新区の経済状況や政策紹介がありました。また、天津進出企業数社からも最新のビジネス環境について発言がありました。
 
なお、以下の【資料1】招商局プレゼンテーション資料(1.8MB)は こちら から、また、【資料2】配布された濱海新区紹介パンフレット(2.8MB)は こちら から、それぞれPDF版をダウンロードいだけます。

濱海新区に関する紹介

天津市濱海新区管理委員会

濱海新区投資環境の概括的紹介があり、これまでに計1,161社の日系企業が投資・開発を行い、累計投資額は142億ドルに達したということです。

天津港保税区管理委員会招商局

同保税区では外資企業が17%を占め、そのうち日系企業の投資が最も多く協力も緊密であるほか、RCEP発効後の動きや関連政策・産業・ライフスタイル等について説明がありました。

中国銀行天津濱海支店

中国銀行はこれまで、日本企業による中国への投資において金融サービスを提供し、両国の市場開放に尽力したことを踏まえ、今後日中の金融協力がさらに深まることを望む、との説明がありました。

交流セッション

天津オーベックス技研、三菱UFJ銀行、東京証券取引所、SBIHD、東葛樹脂工業、中国国際航空、天津日本総商会などの各代表者から、濱海新区と日本とのビジネスの関わりや今後の事業展開について紹介がありました。

濱海新区・単澤峰区長 総括発言

  • 天津市濱海新区の代表団にとって、今回はコロナウイルス感染拡大後初めての日本訪問である。前回は2013年に東京で天津市投資説明会を開催し、市長や担当者が説明を行うなかで日本との交流を行った。
  • コロナ禍で日本の企業・銀行などとの連絡が途絶えてしまったが、今回直接の交流が重要だと感じ、天津市濱海新区の現状を皆さんに報告するとともに、中国の経済発展についてのアドバイスを伺いたいと思う。
  • 中国の発展は世界と繋がっている。国際情勢が変化しても改革開放の方向性は変わらない。24年春節までに中国の中央政府各部門より改革開放に関する政策を公表予定。関連の政策が策定されたら日本の皆さんにいち早く説明が出来ればと思う。
  • 天津市にはトヨタ自動車、明治乳業、ツムラ、ヤクルトなど、日本の大手企業が投資・進出をしている。また、フランス・アメリカ・デンマークなどの外資企業も天津市を投資先や生産拠点としている。
  • 天津市の自由貿易区は開放度ランキングが上海・広東に次ぐ全国3位、また交通アクセスの便利度は全国8位と優位性がある。
  • 天津市政府は22年より濱海新区の開放を後押しする10の取り組みを打ち出した。日本は産業、科学技術大国であり、濱海新区の新たな産業方向性とマッチしているため協力できる可能性が高い。今後も日本の関係各社と協力し、双方のハイレベルな発展を望んでいる。

【資料1】招商局プレゼンテーション資料

【資料2】配布された濱海新区紹介パンフレット

本件お問い合わせ

日中経済協会 調査部(担当:平槇)、業務部(担当:澤津)
 TEL: 03-5545-3113
 naoya.sawazu[at]jc-web.or.jp ※[at]は@に変換ください。
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