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【表敬報告】遼寧省大連市冷雪峰副市長一行

【表敬報告】大連市冷雪峰副市長一行来会

 今般、大連市冷雪峰副市長一行は投資貿易促進、産業PRおよび地方交流促進のために来日し、東京滞在中に当会を表敬訪問しました。冷副市長は同市の最新経済貿易動向を紹介するほか、日本企業の誘致と支援について当会堂ノ上専務理事と意見を交わしました。
◆来訪者名簿:(7名) 
 冷雪峰       大連市政府 副市長
 李漢国       大連市商務局 局長
 成英俊       大連市外事弁公室 主任
 姜春梅       大連市人民対外友好協会 秘書長
 于 洋       大連市金普新区管理委員会 副主任
 王大民       大連市金普新区商務局 局長
 宗 薇       大連市商務局園区管理処 副処長(通訳)
 
 
冷雪峰副市長発言要旨:
 堂ノ上専務をはじめとする協会の皆様に、長年にわたり大連市の経済発展をご支援いただき、心より感謝申し上げたい。大連市の古い友人とお会いできて嬉しく思う。
 協会との直近の交流として、2019年大連市譚作鈞書記の訪日交流や、2020年「大連市対日経済貿易協力セミナー・商談会」開催時のオンライン交流、そして2021年の「第14回日中省エネルギー環境総合フォーラム」の協力案件(全14件)の1案件として、大連市商務局・大連市金普新区管理委員会と協会との省エネルギー・環境分野に関する協力覚書(三方覚書)の締結等が挙げられる。
 大連市の新たな発展実績:
 代表的な都市建設プロジェクトと言えば、星海湾海上大橋の竣工や、大連新空港(*1)の建設が経済の活性化につながり、地方振興をさらに促進している。
 本年1-9月のGDP前年比伸び率は5.9%を達成し、9四半期連続で全国平均値を上回っている。また、1-10月の規模以上工業付加価値前年比伸び率は11.3%に達しており、15か月連続で全国平均値を超え、全国2位にランクされている。
 大連と日本は様々な面で緊密な関係を深めており、大連に進出した日本企業は延べ5000社以上、投資総額は200億元を上回っており、貿易総額は3600億ドルを超えている。日本企業の投資総額の多い地域として、上海に次いで全国2位。
 中央政府からの後押しと発展指針:
 2013年8月、習近平主席が遼寧省訪問の際に、大連市に「二つの先区、三つの中心」(*2)の方向性を指示。
 2022年8月、習近平主席が遼寧省視察の際に、大連市に対して、新時期の遼寧振興乃至東北振興の「跳高隊」(*3)になってほしいとの重要指示を下す。
 2023年9月、習近平主席は「東北振興推進座談会」において、今後も全面的に着実に東北の振興を推進すると表明。
 日本企業への支援について:
 日本企業が大連での事業展開において、直面されている円安による事業縮小や産業転換、あるいは老朽化や都市開発による工場移転など様々な問題は、大連市政府としても重要視しており、商務局、外事弁公室そして金普新区等の関係部門が全力を挙げて日本企業支援に尽力する所存。具体的な問題点や要望等、ご連絡いただければ、大連市政府は必ずケースバイケースで検討し、円満に解決するように努めていきたい。また、国家級金普新区ならびに中日(大連)地方発展合作モデル区は、工業用地を提供するなど、引き続き日本企業の発展に助力。
 今後大連市の対日交流活動の予定:
 来年2月下旬、市のトップ(熊茂平・同市書記他)が訪日し、東京にて「大連ウイーク」を開催する予定。

*1:世界最大の離岸式人工島空港となる「大連金州湾国際空港」を指す。「大連金州湾臨空経済区プロジェクト」の核心部として2026年に完成し供用開始予定。
*2:二つの先区は、産業構造優先化の先導区、社会経済発展の先行区;
三つの中心は、北東アジア国際海運中心、北東アジア国際物流中心、地域金融中心を指す。
*3:「経済と社会の発展は東北全体をリード、モデルの役割を果たす」の意。

本件お問い合わせ

日中経済協会業務部(担当:金子)
TEL: 03-5545-3113
E-mail: mino.kaneko[at]jc-web.or.jp  ※[at]は@に変換ください。
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