【参加報告】第2回「東京太倉日」
2024/5/27 Upd.
今般、太倉市人民政府(江蘇省蘇州市に属する県級市)・査焱副市長一行が訪日し、5月23日に都内で「日中地方経済協力セミナー及び第2回『東京太倉日:イノベーション協力 未来に向かって』」が開催されました。
日中経済協会は、昨年の第1回に引き続き、中国国際貿易促進委員会駐日本代表処からの招請により業務部が参加しました。
主催者のご厚意により関連資料などを提供いただきましたので以下に詳報します。賛助会員各位におかれましては、太倉市の現状や魅力についてご理解の一助となれば大変幸いです。
査焱・太倉市副市長 開会挨拶
- 太倉は江蘇省蘇州市に属する県級都市であり、春秋時代に呉王がこの地に穀物貯蔵庫を設置したことからこの名が付けられた。また、鄭和の西洋七回航海の出発地でもあり、「錦繍江南の太倉」と賞賛される美しい地でもある。長江デルタ地区の「上海大都市圏」の中核都市の一つとして、太倉は人文が集まり、幸福に恵まれた現代の田園都市であると共に、立地条件に恵まれ、産業が発達したオープンで革新的な都市でもある。近年、太倉は長江デルタ一体化の発展機会を積極的に捉え、最適なビジネス環境づくりに尽力してきた結果、経済発展は力強い勢いを見せている。2023年には太倉市の総生産は1,735億元、1人当たりでは20.57万元に達し、工業総生産額は3,665億元、貿易総額は1,074億元と、中国の県級都市の高質量発展ランキングで第6位、江蘇省のビジネス環境ランキングでは第2位に位置し、中国で最も幸福度の高い県級市の首位に8年連続で位置づけられている。太倉市には2つの国家級開発区、1つの国家級総合保税区、1つの国家一級港があり、蘇州自由貿易試験区との連動区域でもある。1,700を超える外資系企業が集積し、世界500強企業のうち40社が投資を行っており、太倉は長江デルタ地域で最も投資価値が高く、最も発展の活力と潜在力に富んだ都市の1つとなっている。
- 中国と日本はともにRCEP加盟国であり、重要なパートナーとして、近隣で移ることのできない関係にあり、広範な共通利益と広大な協力の空間を有している。太倉の所在する長江デルタ地域は、中国で最も完備された産業分野を擁しており、また日本に地理的に最も近接した1つの地域でもある。このように中日両国の協力基盤は深く、人的交流も密接であり、日本資本の定着と興業にとって良好な環境を提供している。長年にわたり、日本企業の卓越した匠の精神は、「精緻」「調和」「実利主義」「革新」といった太倉市の都市精神と高い親和性を持っている。日本はすでに太倉の第3の外資投資の源泉地となっており、累計200社を超える日系企業が進出し、総投資額は20億米ドルを上回っている。ホンダ、豊田通商、三井造船、ニトリといった業界の大手企業に加え、アルパインエレクトロニクス、多摩川精機、日精樹脂、堀場製作所などの核心技術を掌握する代表企業が多数進出している。
- 国際情勢が風雲急を告げようとも、実利的な協力と互恵互利の精神こそが、中日関係の主旋律であり続けるべき。2022年、太倉は初めて「包機方式」による海外招商を実施し、その第1ステージが日本であったことは記憶に新しい。2023年4月には第1回「東京太倉デー」が成功裏に開催され、本日再びここに我々が集うのは、友好関係を一層強固にし、協力関係を深化させる新たな機会である。より多くの日本の企業家の皆様に太倉の「仲間入り」をしていただきたく、ハイエンド製造業、生命科学、科学技術イノベーション、グリーン発展、貿易投資等の分野で双方の協力が一層強化され、より高次元の互恵互利が実現されるよう、心からお待ち申し上げたい。
- 太倉は包容力があり、開放的で、革新的な都市である。我々は高水準の対外開放を揺るぎなく推し進め、新しい質の生産力を盛んに発展させ、市場の活力を持続的に開放し、市場化、法治化、国際化された一流の営業環境づくりに力を注いでいる。本日のイベントを通じて、皆様にさらなる交流と相互理解を深め、協力の潜在力を掘り起こし、協力の場を拡大され、中日両国の共同繁栄発展を促進する力強い原動力を結集されることを心より祈念したい。
郁穎珠・太倉市招商局長 基調説明「太倉市経済状況と投資環境紹介」
太倉市は、蘇州市の管轄下にある県級市。江蘇省の東南部に位置し、東は「黄金の水路」長江に面し、南は「国際大都市」上海に隣接。江蘇省内でも唯一、長江および上海に接する都市であり、また長江デルタ地域において最も活力に満ちた発展を遂げている地区の1つ。2023年には、中国の百強県の発展潜在力ランキングで第2位、基本的な近代化指数で第5位、総合的実力で第7位に位置づけられた。以下、太倉の魅力について詳説したい。
1. 太倉は海に通じ、立地が優れたハブ都市
開放的な基礎が根づいている。太倉の名は、春秋時代に呉王がここに穀物貯蔵庫を設置したことに由来。太倉は元代より海上の穀物輸送を開始し、「六国の埠頭」と呼ばれた。明代の航海家である鄭和はこの地から七度の西洋航海に乗り出し、海上のシルクロードを一層拡大し、東西間の経済貿易と文化交流を促進した。歴史上の海運の隆盛と天下へ通じる繁栄が、太倉の「百川を受け入れ容れる(海纳百川、兼容并蓄)」開放的精神を育み、「友好協力と互恵共栄」の開放的な基礎を形作ってきた。
立地と交通アクセスは絶好。太倉は、上海市中心部から50kmに近接、上海虹橋国際ハブと高鉄で15分の通勤圏。南京、杭州の大都市圏へも1時間の通勤圏に含まれ、今年中に上海浦東国際空港へも30分でアクセス可能となる。滬蘇通鉄路、滬寧沿江線など6本の鉄道ネットワークが太倉で交わることから、太倉駅の規模は6つの駅舎18本の線路となり、規模的に東京・渋谷駅とほぼ同等になる見込み。太倉は中国の鉄道網の「八横八縦」の幹線のハブになる。特に、江蘇省と上海市間の初の省市域を跨ぐ鉄道である嘉閔太線も2027年前に完工し、上海の10本の地下鉄線とシームレスな乗り換えが可能になる。「上海の次は太倉、太倉の次は上海」がこの都市のキャッチフレーズになるだろう。太倉の日系企業経営者からは、「月曜朝、9:20羽田発の便に乗れば11:25に上海虹橋着、正午前には太倉の事務所で始業できる」といった声が上がっている。日本と太倉の往来がいかに至便で快適かが分かる。
港湾経済が盛ん。太倉は港によって栄えた街。2023年の太倉港のコンテナ取扱量は804万TEUを突破し、中国第8位、世界第20位となり、6年連続で江蘇省第1位、14年連続で長江有数の港となっている。現在、太倉は「港で市を興し、市で港を興す」発展路線に沿って、国家物流のハブ港湾の建設を加速している。既に95のバース(うち4万トン級以上が40バース)を整備し、219の航路を開設、うち、日本行きの定期航路は19路線、東京、横浜、名古屋、大阪、神戸、下関など13の主要港湾への直航路線があり、週19便が就航している。太倉港の特徴的な下関航路を例に挙げれば、ある独資系自動車部品メーカーの貨物は、工場出荷の翌日未明2時に太倉港を出港し、翌々日の午後3時には下関港に到着する。これは一般海上輸送より平均3日以上の時間短縮、空輸に比べ輸送コストが50%以上安くなる。さらに太倉港は上海港と同一の税関コードを共有しており、一体化された通関が可能になっており、「太倉港は上海港に等しい」と業界の理解が広がっている。
2. 太倉は産業が興隆し、人材が集まる活力に満ちた都市
産業基盤が非常に強固。太倉の対外開放型経済の特色が顕著で、160を超える国々との経済貿易関係がある。工業企業が1万2,000社以上、外資企業が1,700社を超え、世界500強企業が40社立地している。さらに「中国のドイツ企業の里」とも称され、500社を超えるドイツ企業が投資する、中国有数のドイツ企業集積地でもある。太倉の産業の特色は鮮明で、クラスター優位性が顕著であり、ハイエンド設備産業、先端素材、現代物流商取引の3つの千億級の主力産業が形成されており、現在は航空宇宙、バイオ医薬品、文化観光の3つの特色ある産業の育成にも力を入れている。ハイエンド設備製造の面で、ドイツの10大工作機械メーカーのうち、トランク、エマグ、ジューロンなど6社が太倉に立地。世界自動車部品サプライヤートップ40社のうち、ボッシュ、ボーゼ、マグナなど18社が立地し、1台の自動車に使用される部品の7割が太倉製といわれている。先端素材の面では、太倉はアジア最大の高級潤滑油生産拠点で、エクソンモービル、中国石油潤滑油、BPの3大メーカーが立地している。近年、中国科学院上海硅酸塩研究所、ドイツフラウンホーファー研究所などの大手研究機関も太倉に先端素材分野の中核的なプラットフォームを構築。現代物流商取引の面では、港湾の優位性を活かし、ナイキ、スケッチャーズ、京東(JD.com)、SEABIRDなどが地域物流センターを太倉に集めている。バイオ医薬品の面では、重点的に医療機器、医薬品アウトソーシングサービス、新薬開発の産業チェーンに取り組んでおり、パーキンエルマーのような外資系大手はもちろん、昭衍新薬、中美冠科、康乃徳などの中国の上場ハイテク企業も集積し、「太倉医薬品バレー」が急速に台頭しつつある。航空宇宙の面では、西北工業大学の技術蓄積と上海大型機の産業波及効果を活かし、米国のムーグ、ドイツのシェフラー、フランスのダッソー、中国商飛(COMAC)など有力企業の投資プロジェクトを含む100社を超える関連企業が集積し、「航空機産業は太倉へ」と、知名度が高まっている。文化観光の面では、江南の水郷の風情がありながら、沙渓古鎮や南園の景色で旅行者を魅了し、一方でヨーロッパ調の町並みも楽しめ、アルペン国際リゾート地区には華東最大の室内スキー場が建設され、ローテンブルク風の通りには大勢の観光客が訪れている。
中日間の協力関係が非常に緊密。太倉に進出した日系企業は約200社、投資総額は20億ドルを超え、その大半が製造業で全体の85%を占めている。主な分野は自動車部品、ハイエンド設備、精密機械、電子製品など。本田技研や三井造船、ニトリのような投資額が1億ドルを超える大手企業があり、さらにアルプス電気、多摩川精機、堀場製作所、日精樹脂工業のような優れた中堅・中小企業の代表企業も多数立地している。太倉では、ドイツ企業の90%以上が増資・生産拡大を実現しており、日系企業も例外ではない。本田技研と三井造船は常に太倉の製造業トップ10入りし、本田技研の年間売上高は70億元を超え、三井造船は30億元を上回る。自動車部品大手のアルプス電気も、国内の新エネルギー車市場の急成長に乗じて継続的に研究開発投資を拡大し、年商も10億元を突破した。さらに複数の企業が工場を増設しており、例えば射出成形機メーカーの日精樹脂工業は、2009年の太倉進出時はわずか4,500平方メートルの工場を賃借するのみだったが、2015年には2.5万m2の土地を購入し自社工場を建設、投資額も15.9億円に増額した。現在は既に2度の増設を経て、年間売上高が6億元超に。大・中小企業を問わず、優れた企業環境に助けられて太倉で着実に事業を発展させ、高い投資収益を上げていることが分かる。
人材資源が豊富。西北工業大学が太倉に進出したことにより、太倉は全国で初めて「双一流」大学を有する県級市となった。西安交通・リバプール大学太倉校もすでに2022年に開校しており、両大学で毎年合わせて学士、修士、博士課程で4,000人を超える卒業生を送り出す。太倉には「デュアルシステム」の職業訓練センターが15カ所あり、企業の要請に応じて受注生産方式で人材を育成・採用・サービスを提供しており、毎年3,000人を超える中高級の「ものづくり人材」を養成し、うち、ドイツの職業資格認定を受けた技能者が400人超、西工大長江デルタ研究院や中国科学院硅酸塩研究所蘇州研究院など、有力な研究機関や創業プロジェクトが次々と太倉に進出し、優秀な人材と研究機関、革新的なプロジェクトが急速に集積しつつある。
3. 太倉は環境が優れ、住みよく事業にも恵まれた幸せな都市
田園風景が美しい。「昔から最も富め栄える地は、錦を着た江南の金太倉」といわれるように、太倉は昔から物産が豊かで景色のきれいな江南の都市だった。今日でも、私たちは都市建設において「田園都市」の理念を貫き、「田園の中に都市があり、都市の中に園あり」という絵に描いたような美しさを描き続けています。都市の緑化率は41.9%に達し、公園緑地のサービス範囲カバー率は96.3%、1人当たりの公園緑地面積は15.6m2と、世界の先進都市並み。大気質もトップクラスで、国家生態園林都市、国家生態文明建設モデル都市に認定されている。
日本情緒が濃い。長期間当市に勤務し居住する日本人は300人超、日本料理店も30軒を数える。ゴルフ場や温泉旅館など、日本の友人が好む生活施設が揃っている。太倉を中心に半径50km圏内には、上海や蘇州の複数の日本人学校、三井住友、みずほ、三菱UFJの日系銀行、泉屋百貨やイオンモールなどの日系商業施設、日航などの日系ホテル、中日友好医療機関も集まっている。太倉市政府は日系企業との交流を重視し、定期的に太倉日本人会へ都市の発展動向を共有し、政策説明会を開催するなど、太倉で働き生活する日本の友人に「第2の故郷」を感じてもらえるよう努めている。近年、太倉市政府は訪日活動にも力を入れ、市長率いる代表団による企業訪問、各種テーマ別活動を実施し、太倉進出の日系企業本社を訪問するなど、絶えずに日本の友人の輪を広げ、日本企業にとってさらに友好的なビジネス環境づくりに取り組んでいる。
幸福味が濃い。12回にわたり中国で最も幸福な街と評価され、県級市の中で連続8年第1位を守る太倉は、すでに「幸福」を街の基礎に溶け込ませている。太倉は全国で都市と農村の住民の収入格差が最小の街の1つであり、義務教育の優れた均等な発展、重病医療保険制度、規範化された高齢者介護などの分野で全国をリードする。私たちは社会統治の在り方を絶えず革新し、公共の法律サービスの概念を先駆けて提唱してきた。法治の整備に対する満足度は連続4年間蘇州市第1位であり、市民の安全に対する実感は99%を上回り続けている。私たちは上海でもっとも優れた瑞金病院を招聘し、347の上海の病院と医療保険のネットワークを実現し、ICカードによる会計決済ができるようになった。太倉での仕事と生活は費用対効果が極めて高い選択であるといえる。上海の家賃の5分の1で、同等の医療・教育資源を享受でき、さらに質の高い自然環境にも恵まれている。
4. 太倉は事業に熱心で、サービスが行き届いた興業の都市
資源と要素を十分に備える
太倉は国土空間の全域整備を継続的に深化させ、毎年3,000ムー以上の産業用地を新たに増やし、発展の余地と、プロジェクトに使える土地を全力で確保している。各開発区にはまた、様々な規格の工場用建物が計画建設されており、建築面積は約400万m2に及び、単層、多層の規格工場、注文工場、研究開発棟、付帯施設など、製造業、科学技術革新、バイオ医薬品などあらゆる産業のニーズに対応できる設備が整っており、賃貸コストは北京や上海の65%に過ぎない。太倉は社会資本を積極的に活用し、総額150億元の産業誘致基金およびその協力サブ基金を効率的に運用し、太倉に進出する優良企業に絶え間ない金融的活力を与えている。つまり、太倉に進出するすべての重点プロジェクトに、土地、設備、資金が不足することはないといえる。同時に、私たちは国際的な人材コミュニティを構築し、3年間で1万室分のすぐに入居できる人材アパートを提供し、人材に高品質で低コストな生活環境を提供し、従業員の安定性を確保することに努めている。
サービスが便利で効率的。私たちは常に「用のない時は邪魔せず、必要があれば必ず応える」というサービス理念を堅持し、長年にわたり企業家の幸福度で市(区)第1位の評価を受け続けている。私たちは企業サービスセンターと人材サービスセンターを実体化し、会社登記から人材採用、環境アセスメントと安全評価から申請や建設までをワンストップで提供するサービスを行っている。私たちは「5E・太舒心」サービスブランド《用事は最も便利(easy)、サービスは最も効率的(efficient)、市場は最も公平(equal)、電子化された統治(electronic)、投資への活力(energetic)》の実現に尽力し、さらに全国に先駆けて「双信三即」モデルを推進し、企業開業と重点プロジェクト審査にかかる平均時間をそれぞれ2時間と6日間にまで短縮した。市政府はさらに太倉の「クラウド投資誘致」と「投資熱力図」APPプラットフォームを開発し、企業サービスの総合入口と政策計算機をオンライン化し、「企業が政策を探す」のではなく「政策が企業を見つける」ように変革し、ポリシーを「ワンクリック」で直接届けられるようにした。
的確で力強い政策が用意されている。私たちは企業と人材に対し、他に無きものは私たちが用意し、他にあるものは私たちがさらに優れたものを提供する政策を用意することに力を注いでいる。産業発展に焦点を当て、工業経済、商業経済、現代サービス業、本社経済、産業イノベーションクラスターなどの一連の支援政策を打ち出し、太倉に進出するプロジェクトに対してはきめ細かく最適な総合的な支援策を提供している。同時に太倉は誠実、公平、透明性、予見可能性のある市場環境の醸成に積極的に取り組んでおり、「全国特許保護重点連携基地」の唯一の県級市、最初の国家知的財産権試験都市に指定されている。
中国の諺に「遠くの親戚よりも近くの隣人」とあるように、日中の協力には基盤があり、さらに未来がある。日本企業は常に利益の交換、相互補完的な優位性、そして大きな潜在力のある協力パートナーであった。太倉は、全方位対外開放のペースを加速し、親企業、企業への恩恵、企業の安全、企業の繁栄を旨とする国際化された営業環境の醸成に力を入れ、より大きな誠意、より優れた政策、より良いサービスを以て、日本企業を含むすべての投資家に対し、事業の沃野を厚く育て、素晴らしい家園を作り上げていきたい。
資料のダウンロード
- 郁招商局長の基調説明資料「太倉投資環境紹介」のPDFダウンロードはこちらから(日本語;90.9MB)。
- 当日配布された冊子「太倉市投資ガイド」のPDFダウンロードはこちらから(日韓両文併記;15.8MB)。
本件お問い合わせ先
日中経済協会業務部(担当:澤津)
TEL: 03-5545-3113
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