【表敬報告】上海市金山区何冬賓副区長一行
上海市金山区は上海市の化学工業重点推進地域であり、多数の日本の化学工業企業が進出しています。何冬賓副区長一行は従来の化学工業における優位性を発揮しつつ、新たな成長スポットとして観光業を積極的に開拓し、日本との文化交流(アニメなど)を一つの方向性として、今後の協力を深化させるために訪日されました。2024年5月22日に当協会を表敬訪問し、伊藤智業務部部長以下で応対しました。
上海市金山区側の主要出席者:
何冬賓 上海市金山区人民政府 副区長
徐 烽 上海市金山区国有資産監督管理委員会 主任
張 強 上海市金山区財政局 副局長
黄俊俊 上海市金山区規劃自然資源局 副局長
段学文 上海市金山区山陽鎮人民政府 副鎮長 等
何冬賓副区長 発言概要
金山区は昔から化学工業の集積地であり、1970年代より日本から技術と設備を導入し、化学工業基地として成長してきた。ピーク時には800社以上の化学企業が集まっていたが、近年は環境保護のため、大規模な産業構造転換重点区域として、グリーン、低炭素、ハイテクと精密化学を推進し、環境標準を満たさいない企業に対しては、改善または移転を指導をしてきた。
2015年からの9年間は、総額300億元の資金を投入し、化学工業分野における技術レベルアップと大気環境の改善に向けた様々な取り組みを行ってきた。
目下はテーマパーク建設を中心に、観光業にも力を入れている。レゴ楽園の導入や、古い寺院の文化観光など新たな道を開いて、長江デルタ中心としての立地の優位性を発揮し集客を狙う。また日本アニメの要素を含めた文化交流も今後取り入れようと考えている。土地、資金、観光客などのリソースの有機的融合を通じて、地域の更なる活性化を促すことを目指す。
本件お問い合わせ
日中経済協会業務部(担当:金子)
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