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中国国際貿易促進委員会・任鴻斌会長との交流(3/3・東京)と第3回国際サプライチェーン促進博覧会の紹介

任鴻斌会長
 日中経済協会の最重要カウンターパートの1つであり、当協会合同訪中代表団の受入機関でもある中国国際貿易促進委員会(CCPIT)の任鴻斌会長が2025年3月1日~3日の3日間、大阪・関西万博中国パビリオンの視察ならびに東京関西における日本経済界関係者との交流を目的に訪日されました

 3月3日に当協会が都内で開催した交流会では、平野信行副会長らが任会長一行を歓迎しました。

 任会長は、昨年も2月に来日して大阪万博の中国パビリオンの着工式に参加したこと、そして今回は竣工式に出席し、完成した中国パビリオンの概略を紹介しつつ、「大阪万博では、中国パビリオンがその最大かつ秀逸な設計を誇る展示の一つとして注目されており、中国政府も万博を重視し、成功を祈念している。大阪万博を通じて日中両国の民間交流やビジネス界の結びつきが一層深まることに期待している」と総括しました。

 任会長はまた、昨年の第2回国際サプライチェーン促進博覧会に多くの日本企業が参加したことを報告しつつ、今年の第3回博覧会にも更なる参加を期待しており、このプラットフォームが日中両国の経済や技術の発展に寄与することを願っていると期待感を表明しました。

 一方、平野信行副会長ら日中経済協会側出席者からは主に3つのポイントについて発言がありました。

 第1に、先月(2月16~21日)に派遣された日中経済協会合同訪中代表団に関し、任会長をはじめとするCCPITの受け入れに感謝を表すと共に、本団が、日中経済界にとって重要な対話機会であり、今後の両国経済関係のさらなる強化に寄与するものであることを強調しました。

 第2に、また、来月(4月13日)から開幕する大阪・関西万博における中国パビリオンの完成に先立ち、「人と自然の調和」をテーマとした中国パビリオンのデザインとコンセプト、そして中国を代表してこれを手掛けたCCPITに敬意を表しつつ、本万博が日中双方の交流を深める機会となるよう、期待感を示しました。

 第3に、中国の目覚ましい技術発展、とりわけ自動化、EV、DXといった先端産業において、中国は世界をリードする存在となり、訪中団メンバーが実際に北京の先進的な製造現場を見学し、その進展ぶりに驚きと感銘を受けたことを報告しました。

 以下は、本交流会の場を活用し、また中国側を代表して紹介があった第3回中国国際サプライチェーン促進博覧会に関する発言を共有します。

第3回国際サプライチェーン促進博覧会の紹介

孫維勇 中国国際展覧中心集団副総裁

 日中経済協会には、このような機会を提供していただき、第3回中国国際サプライチェーン促進博覧会についてご紹介できることに、心から感謝申し上げます。
 ここにいらっしゃる多くのご来賓の皆様は、すでにサプライチェーン博覧会の古くからの友人でいらっしゃいます。まずは、主催する中国国際展覧中心集団を代表して、皆様からのご支援に対し、心より感謝申し上げます。
 昨年開催された第2回サプライチェーン博覧会では、日本は第2の大きな参加国であり、23社が出展・参加しました。パナソニック、住友電工、サントリー、みずほ銀行、AGC、岩谷産業、日通、日新、TOPPAN、ジェトロなどの企業が各チェーンや展示区で素晴らしい展示を行い、日本企業の多様な魅力と無限の可能性を十分に示しました。
 第3回サプライチェーン博覧会は2025年7月16日から20日にかけて、北京で開催されます。例年より数カ月前倒しでの開催となりますが、会場は引き続き中国国際展覧中心・順義館です。今年も引き続き「6チェーン1展示エリア」のレイアウトを採用し、先進製造チェーン、クリーンエネルギーチェーン、スマートカーチェーン、デジタル技術チェーン、健康生活チェーン、グリーン農業チェーンとサプライチェーンサービス展示エリアを設置します。本展示会では、国際的な産業・供給チェーン協力の成果を重点的に紹介し、産業・供給チェーンやバリューチェーンの延長に寄与する企業の重要な役割を強調します。また、イノベーションの集積に注目し、技術革新や理念の革新のリード役を強化し、関連する産業チェーンとサプライチェーンの最新の発展成果を際立たせます。さらに、豊富な専門家によるセミナー、ビジネスマッチング、供給と需要のマッチング、新製品発表などの活動を通じて、グローバルな産供チェーンの協調発展に向けて効率的な交流と協力のプラットフォームを提供します。
 ここで各産業チェーンについて簡単にご紹介します。
 先進製造チェーンは、先端研究開発、新素材応用、重要部品加工、そしてスマート製造の4大セクションを中心に、グローバル製造業の最新成果と発展動向を全面的に展示します。現在出展が確定している企業は、シーメンス、住友電工、ハネウェル、コーニング、中国中車、中国鉄建、中信集団などです。
 クリーンエネルギーチェーンは「源網荷儲(電源・電力系統・負荷・蓄電・交換一体化)」を中心に、エネルギー供給から消費に至るまで全周期の産業チェーンを全面的に展示し、太陽光発電、風力発電、エネルギー貯蔵、水素エネルギー、スマートグリッド、伝統エネルギーの低炭素化技術と新製品を集約し、低炭素発展目標の達成を支援します。現在、出展が確定している企業には、エクソンモービル、BP、シュナイダーエレクトリック、中国石油、中国石化、中国海洋石油、国家電網、国家能源、中国能建、独Volkl、東方電気などがあります。
 スマートカーチェーンは、上流の部品と原材料、中流の動力電池とスマートネットワーク接続、下流のシステム統合と横断サービスの三大展示区に焦点を当て、スマートカー分野の革新成果を全面的に展示します。現在、このチェーンではボッシュ、Rio Tinto、吉利、セレス(賽力斯)、小鵬(Xpeng)、AGCなどの企業が出展を確定しています。
 デジタル技術チェーンは革新とエンパワーメントを中心に、基盤技術の変革、中間の産業インキュベーション、上層の応用シナリオを全面的にカバーし、グローバルなデジタル技術の最新動向を展示します。テスラ、クアルコム、マイクロン、HP、グーグル、レノボ、アリババなど多くのリーディングカンパニーが出展を確定しています。
 健康生活チェーンは医療健康、質的生活、中華プレミアムなどのセクションに分かれ、出生から老後までの全ライフサイクルの健康産業の最前線の製品と技術を展示します。現在、出展が確定している企業にはGEヘルスケア、アストラゼネカ、メドトロニック、華潤集団、華大集団、穏健医療などがあります。
 グリーン農業チェーンは「田園から食卓まで」の全産業チェーンの展示をさらに深化させ、農業生産加工と流通の各環節をカバーします。カギル、シンジェンタ、フェンタ、ヤラインターナショナル、中糧、マクドナルド、ヤムなどの有名企業が出展を確定しています。
 最後に、サプライチェーンサービス展示区は「端から端まで」の全チェーンの需要を中心に展示し、物流と総合サービスの二つのセクションに分かれます。すでにMaersk、地中海航運、達飛輪船(CMA CGM)、DB Schenker、みずほ銀行、DBS銀行、工商銀行、中国銀行、順豊、圓通などの企業が出展を確定しています。
 今日、サプライチェーン博覧会は独自の特色を持ったハイエンドプラットフォームとなり、グローバルな産業チェーンとサプライチェーンの協調発展に重要な支援を提供しています。参加者各位が産業チェーンの協調モデルの探求者と実践者となり、このプラットフォームを通じて実際の利益を得ることができると確信しています。今年の7月16日から20日にかけて開催される第3回サプライチェーン博覧会へのご参加を心よりお待ち申し上げます。中国市場の巨大な潜在力とサプライチェーンの革新の機会を共に享受し、両国の産業チェーンの革新的な融合を推進しましょう。
 皆様のお手元にパンフレットをお配りしましたので、是非ご覧いただき、質問などがありましたら、私にご連絡いただければと思います。
上記の孫維勇 中国国際展覧中心集団副総裁の発言PowerPointです。

第3回中国国際サプライチェーン促進博覧会パンフレット(日本語)

本件お問い合わせ

日中経済協会業務部(担当:澤津)
 TEL: 03-5545-3113
 naoya.sawazu[at]jc-web.or.jp ※[at]は@に変換ください。
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