「土壌汚染対策行動計画」仮訳について
「土壌汚染対策行動計画」(2016年5月28日公布)仮訳について
このほど、国務院は「土壌汚染対策行動計画」を公布しました。環境保護に関する行動計画は、これまで、大気が2013年6月に、水が2015年2月に打ち出されています。
土壌汚染については、2014年、中国で初の全国土壌汚染状況調査が発表され、特に耕地や鉱工業用地が深刻な状況にあることが明らかにされました。
これに対する系統的な土壌汚染対策として今回発表された行動計画では、主要指標として、「2020年までに汚染された耕地の安全利用率を90%前後に、汚染土地の安全利用率は90%以上とする。2030年までに汚染された耕地の安全利用率を95%前後に、汚染土地の安全利用率は95%以上とする。」
という目標を掲げ、以下の項目をあげて指針を掲げています。
1.土壌の汚染調査を行い、土壌環境の質の状況を把握
2.土壌汚染対策の立法を推進し、健全な法規標準体系を確立
3.農業用地分類管理を実施、農業生産環境安全を保障
4.建設用地への転用手続き管理を実施し、居住環境リスクを防止
5.未汚染土壌の保護を強化し、新たな土壌汚染を厳格に抑制
6.汚染源の監督管理を強化し、土壌汚染の予防を適切に実施
7.汚染対策と修復を展開、区域土壌環境の質を改善
8.研究開発を強化、環境保護産業の発展を推進
9.政府が主導的役割を発揮、土壌環境対策システムを構築
10.目標考査を強化、責任追及を厳格化
このたび、中国における土壌修復本行動計画の仮訳を作成しましたので、ご参考に供します。
本件のお問い合わせ先:事業開発部(03-5226-7353)
「土壌汚染対策行動計画」仮訳
土壌汚染対策行動計画(日中経済協会仮訳) ( 580KB) |