魏宏・四川省長発言概要
2008年日中経済協会は四川大地震の後、日中経済協会訪中代表団が成都を訪問された際、私がお会いした(当時副省長)。被災地の人々は、日本経済界からの復興支援に心から感謝している。今回、訪日目的の1つは、四川に進出している日本企業から四川省に対する意見を伺うこと。
四川省人民政府は日本経済界が四川省の企業と交流協力を展開される事を非常に重視している。全力で、四川に投資をして発展する日本企業を支援したい。四川省及び四川省下の各級政府は日本企業が四川省で発展することを望んでおり、もしも、問題に直面したならば、問題解決に努力したい。
昨年、成都双流空港の利用客数は3,360万人で、北京、上海、広州に次いで全国4番目。双流空港は滑走路2本だが、現在、第2空港の計画中。完成すれば滑走路は6本になる。こうした交通インフラの整備は、四川省が西部地区の発展をもたらすのみならず、全中国の発展に活力を与えるものだと言える。
・ 四川省の経済状況について
① 四川の経済総量、社会投資、食糧生産量は西部12省の1/5を占める。
|
*西部12省:四川、貴州、雲南、陕西、甘粛、青海、寧夏、新疆ウイグル自治区、内モンゴル自治区、広西チワン族自治区、チベット自治区 |
② 四川省の工業生産額・消費総量は西部12省の1/4を占める。
劉欣・四川省商務庁副庁長発言概要
今回は魏宏省長来訪の随行および日本企業との直接交流を目的に来日。本日は眉山市、楽山市、宜賓市の商務局、開発区担当者も同席し日中経済協会を訪問。眉山、楽山は成都平原経済区、宜賓は川南経済区にある。眉山は著名な文豪である蘇東坡の故郷、楽山は楽山大仏や峨眉山で有名、宜賓は長江第一城、白酒・「五粮液」の産地である。
*長江第一城:「長江の最初の街」。長江はここから長江となる。