【表敬報告】上海東方美谷企業集団

 

　9月21日～24日、上海東方美谷企業集団一行は、関係日本経済団体・企業との交流深化を目的に来日し、滞在中に当会を表敬。同社の業務内容について説明し、当会の伊藤智業務部長らと化粧品、バイオ医薬産業等における日本企業とのビジネス連携の可能性について意見交換を行った。

 

◆「東方美谷」は上海2035五大新城の一つで、化粧品産業を中心に、バイオ医薬、健康食品、集積回路、AI、電子信息等の産業体系が完備されている。

◆「美麗健康産業連盟」のプラットフォームを構築し、化粧品産業に関連するブランド開発、Eコマース、金融サービス、文化創意、本部経済等の産業をサポートしており、全方位の都市産業エコシステムを構築している。

◆「東方美谷」の産業規模は700億元近くあり、関連企業は2219社で、各種のブランドは3000以上にのぼり、「中国化粧品産業の都」として知られている。

◆「東方美谷」のブランド価値は、10年前の108億元から、2022年時点での287億元に達しており、区内化粧品企業の売り上げも10倍～1000倍の成長を遂げている。

◆毎年「東方美谷国際化粧品大会」をはじめとする各種のハイレベル経済貿易イベント開催し、積極的に国際交流を推進している。2020年3月に資生堂が正式に東方美谷にて研究センターを設立し、2022年5月にロレアルパリが中国本土で初めて設立した投資公司を東方美谷に進出させた。2023年にロレアルパリとフランス商務投資署と三者で、「スタートアップ・中小企業共同育成プラットフォーム」の構築に関する覚書を締結した。

◆本年の化粧品大会は、「中国国際輸入博覧会」（11/5～10）と連動し、11月7日～9日に開催されることとなっており、貴会及び会員企業様にぜひご出席いただきたい。

◆「東方美谷」の区域イノベーション指数は長江デルタ地域において1位を獲得し、平均で一日500社以上もの会社が新規登録され、浦東のレベルを超えている。東方美谷では、人材育成、技術改造、ブランド戦略、科学イノベーション、起業支援、上場融資、知的財産権保護等の面で多様な政策を打ち出しており、企業のニーズに合わせてオーダーメイドで包括的な支援政策で企業をきめ細かくサポートしている。　　　　

◆区内の利用可能な土地は限られているため、基本的には本部、研究開発機関、イノベーション企業に優先的に土地を提供し、それ以外の企業を計画的に区外へ移転る方向。　　　

◆2020年に全線開通した地下鉄15号線は、上海市を南北に貫通し、9つの大学と3つの高新区を経由し、地下鉄の駅が2つも奉賢区内にあるなど、交通の便が良い。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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