5月21日、重慶にて「中国(重慶)開放型経済発展国際合作論壇」が「RCEPの国内外双循環への融合」をテーマに開催され、重慶市人民政府とともに主催機関を務めた中国国際貿易促進委員会からの招きにより日中経済協会・杉田専務理事が「RCEP実施が⽇中間投資貿易協⼒にもたらすチャンス」の題目で依頼講演を行いました。
当協会・成都事務所以外にも、在重慶日本国総領事館 斎藤首席領事、韓国貿易協会、中国アセアン商務理事会、マレーシア、タイなど、アジア各国から150名程度の経済界代表者が出席しました。
会議では、中国国際貿易促進委員会・陳建安副会長が、RCEPの重要性、将来展望などについて開会挨拶を行ったほか、商務部国際貿易経済合作研究院・顧学明院長は、RCEPが重慶にもたらす経済効果について、その見通しを述べました。
重慶市は、従来より対日経済交流を重視しており、RCEPの発効を契機に、日本との相互関税⾃由化に期待が高まっています。その一方で、外国製品が重慶に流入することが見込まれるなか、地場産業の生き残りの方策についても活発な意見交換がなされました。
RCEP発効により広域的な⼤経済圏が形成されることを契機に、日中経済協会では、日中両国にもたらす好影響と中国各地方の対応について引き続きフォローしてまいります。
(文責:成都事務所・張華倩)