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一般財団法人日中経済協会
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【参加報告】日本-青島企業交流懇談会

参加報告

2023/2/16 Upd.
 
青島市商務局・薛潤波副局長をはじめとする一行がコロナ後では初の訪日を果たし、2023年2月15日、東京都内で「日本-青島企業交流懇談会」を開催し、最近の青島の経済の重点についての説明をうけました。また、日本青島工商中心・孟鸝首席代表より、今回訪日し、対日ビジネス交流意向の強い青島企業の紹介がありました。日中経済協会からも髙見澤学理事が、中国国際貿易促進委員会駐日本代表処からは史銘首席代表がそれぞれ来賓として招かれ、挨拶しました。会場には100名以上の関係者が参集し、立ち見が出るほどの盛況でした。
 
なお、会場において配布された青島市商務局によるパンフレット「青島へ投資 未来を共有」のダウンロードはこちらから(PDF:27.8MB)
 
Keywords:青島市の… 貿易協力拡大、投資合作強化、新たなプラットフォーム構築
 

結果概要~挨拶と基調講演

挨拶:日中経済協会・髙見澤学理事

青島市と日中経済協会の間には特別な縁。1984年に当時の青島市の劉鵬書記・山東省副省長が、山東省代表団を率いて日中経済協会の受入れで来日したのを契機に、80年代末から90年代後半にかけ、兪正声市長・書記の時代に友好的な対話を通じて日本経済界との信頼関係を醸成。多くの日本企業による青島への投資が進展。当協会もこれを積極的にサポート。それから40年、近年では2017年、孟凡利市長との間での協力覚書を締結。同年、中国青島工商中心日本事務所が設立され、活発な交流活動を推進中。2020年には、コロナ禍を乗り越えて、省エネ環境ビジネス交流会を実施。今後も青島市との協力がますます深化していくことを祈念。

挨拶:中国国際貿易促進委員会駐日本代表処・史銘首席代表

世界的なコロナ禍を脱し、両国間の往来もいよいよ再開する中で、薛副局長をはじめとする青島市商務局一行の来日を歓迎。中国では先の党大会で中国発展の方向が示され、間もなく始まる両会では新体制がお披露目される。昨年は中日国交正常化50周年、そして今年は中日平和友好条約締結45周年の節目を迎え、中日関係は重要な時期に差し掛かっている。また、CCPITも昨年設立70周年を迎えた・長きにわたり中日間の経済交流に携わってきた1人として、現在は企業間交流及び地方都市間交流を重要な使命として活動している。青島市と日本の協力の発展に期待している。

基調講演:青島市商務局・薛潤波副局長

 
  • 青島市商務局を代表して、3年ぶりの対面交流に感謝。皆様のご参加を心より歓迎。本日の機会に青島市の経済・社会発展の最新の状況について紹介するとともに、今日は青島市から対外貿易企業が複数社参加しているので、今後のアライアンスについて話し合いたい。
  • 新型コロナの拡大で両国間の貿易には一定の影響があったが、日本と青島間の貿易・投資は着実に拡大。2022年には青島・日本間の輸出入総額は644億元に達した。またこれまでに日本企業の青島への投資は2,263件、実質投資額は65億米ドルと、青島にとって世界第3位の外資供給国。三菱商事、三井物産、伊藤忠、住友商事、丸紅、パナソニック、東レなど日本の著名グローバル企業のほか、多くの中小企業が青島に投資。一方、青島企業の対日投資も年々増加しており、2022年12月末現在、青島企業の対日投資は累計103件、その中にはハイアール、ハイセンスなどの著名企業も。またハイアールは日本に研究開発センターを設立。
  • 新たな経済・貿易アライアンスに向け、以下の3分野で交流したい。
  • 第一に、貿易協力の拡大。地域的包括的経済連携協定(RCEP)の正式発効は、青島に対日貿易拡大のチャンスをもたらした。青島には自由貿易試験区など国家レベルの対外開放園区があり、RCEPルールを全方位的、ハイレベルに適用できる。青島ではこの優位性を活かし、家電製品、軌道交通、繊維・アパレル等の製品輸出をさらに拡大するとともに、アップストリームの資源類産品、農産物、中間製品、ハイテク製品の輸入も拡大できる。また、保税修理業務、中継貿易などの対外貿易の新業態・新モデルも積極的に展開する。 2022年に青島複合一貫輸送(インターモーダル)センターで発着した中国-欧州列車は合わせて775編成。また中国-欧州陸海高速線も既に大阪、名古屋、横浜などの日本の主要港まで延伸。皆様も青島インターモーダルセンターを通じて、中央アジア、南アジア、中央・東ヨーロッパはじめEU、ASEAN向けの中継貿易や越境ECビジネスを開拓し、青島から世界と結び、Win-Winで事業発展できる。
  • 第二に、投資合作の強化。2020年5月、国家発展改革委員会は中日(青島)地域発展協力モデル区の設立を承認し、これは両国間唯一の省エネ・環境保護分野の国家レベルモデル区となった。2021年、総投資額1億2,000万米ドルの荏原製作所の環境プロジェクトが青島自由貿易分区に入居。また株式会社ライト製作所、大明州製作所の医療器械等9の日本企業の投資プロジェクト(総投資額15.7億米ドル)が確定し、着工建設に入っている。今後、荏原の環境事業は青島を中心に、東南アジアや南アジアなどの第三国・地域へも展開していくだろう。中日(青島)地域発展協力モデル区をプラットフォームとして、集積回路、新エネルギー・新素材、現代サービス業などの分野で日本企業との協力関係を強化したい。
  • 第三に、新たなプラットフォームを構築し、輸入を拡大する。近年来、対日アライアンスの新しいプラットフォームを模索し、青島「日本国際ビジネスハブ」や「中日韓日用品消費特設区」などの取引プラットフォームを構築し、ここで中国市場参入意向のある日本企業や商工会議所に対し、商品の展示、PR、プレゼンテーション、商談、取引にかかわるサービスから、さらには法律、監査、会計、ビザ、生活面等の便宜供与支援サービスを行っている。中日韓日用品消費特設区のEC体験センターでは、「越境EC+ニューリテール」を特色に、日本・韓国のトレンド商品や世界のブランドを集めている。現在、株式会社Plus One(プラスワン)は、青島の企業と協力し、多くの日本の中小企業の製品やブランドを青島に導入し、青島を日本のコンシューマ製品の中国市場進出の最初の拠点とする計画を進めている。我々は、日本の中小企業にこのプラットフォームを活用いただき、製品の展示・販売を行い、青島を中国市場開拓の第一歩としていただきたいと考えている。
  • コロナ前、青島空港では毎日18便が日本との間を運行し、毎年40万人近くが往来していた。現在、青島と日本間のフライトは順次再開中であり、両国間の往来もますます簡便迅速になってきている。青島と日本の間の経済・貿易交流のためにより良いサービスを提供するため、我々は東京に中国青島工商中心を設置している。中心では皆様に様々なアドバイザリーサービスを提供可能。これまでの間、青島と日本の経済貿易協力は互恵・Win-Winの成果を挙げてきた。ここに改めて、長年にわたって青島の発展に注目し、支援して下さっている日本の友人に心から感謝したい。同時に、より多くの日本の友人が青島との合作を強化することを歓迎したい。我々は、誠心誠意サポートしたい。

日本青島工商中心・孟鸝首席代表

今回訪日した以下の青島企業を紹介(閉会後ビジネスマッチング会へ)
 
  • 青島中港通サプライチェーングループ有限公司
  • 青島秋実通商貿易有限公司
  • 青島奥華包装有限公司
  • 青島安賽夫工貿有限責任公司
  • 青島利邦金通国際貿易有限公司
  • 青島FC STANDARD国際物流有限公司
  • 青島米利雅国際貿易有限公司
  • 青島中和佳国際貿易有限公司
  • 青島姜戈商貿有限公司
 
各企業概要、事業提携希望内容、連絡先などの基本情報は、こちらよりダウンロードいただけます(PDF:10.6MB)

写真で振り返る本会

2023/2/15 終了しました。
 
2023年1月12日の開催が延期されていた本交流会が2月15日(水)に再設定されましたので、情報を更新のうえ、再度掲示します。
 
 
1月12日(木)に予定していた下記の交流会は、諸事情により青島市商務局一行の訪日が延期となり、交流会の開催も(少なくとも春節明けまで)延期となりました(→先方からの延期書簡(中国語))。
 
ご関心の皆様、既にお申し込み済みの皆様には大変申し訳ございません。開催の際には再度本ページなどで通知いたします。
 
本件お問い合わせ:日中経済協会業務部(TEL: 03-5545-3113)

ご案内

青島市商務局、中国青島工商中心日本事務所より、2月15日(水)午後に都内で開催される「日本-青島企業交流懇談会」にお招きいただきましたので、以下ご案内申し上げます。
 

 
日時:2023年2月15日(水)15:30~16:50(受付開始:15:00)
会場:TKP九段下神保町ビジネスセンター
 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町3-4 柳川ビル2F
 地図 https://www.kashikaigishitsu.net/facilitys/bc-kudanshita-jimbocho/access/
参加費:無料
主催:青島市商務局
青島側主要メンバー:
 薛潤波 青島市商務局副局長
 青島工商センター日本代表事務処
 青島市企業約30社(業務:貿易、物流、越境EC、環境保護、アパレル・食品・機械製造、健康産業など)代表
開会次第:進行:逐語通訳
 15:00 受付開始
 15:30 開会(司会より来賓紹介)
 15:35 日中経済協会・髙見澤学理事挨拶
 15:45 青島市商務局より青島市と日本の経済貿易協力状況の説明
 16:05 青島工商中心日本事務所より、在席青島企業概要・日本との協力要望の説明
 16:20 企業自由交流・商談
 16:50 閉会

申し込み・お問い合わせ

以下のMS Wordファイルに必要事項をご記入いただき、1月6日(金)必着にて、下記の「日本担当:中国青島工商中心・原新明様」までE-mailにてお申し込みください。
 
日本担当:中国青島工商中心日本代表事務処 孟鸝、原新明
 電話:03-6757-8597
 携帯:070-3869-5164 / 070-3858-3440
 E-mail:qdbcc_jp[at]163.com ※[at]@に変換下さい。
 
中国国内担当:青島市商務局アジア処 呂光輝、蔡文姣
 電話:0086-532-8591-8661 / 8591
 携帯:0086-138-5328-0759 / 151-9555-3193
 E-mail:2322963664[at]qq.com ※[at]@に変換下さい。
 
●日中経済協会業務部(担当:澤津、TEL: 03-5545-3113)宛てにもご遠慮なくお問い合わせください。
※最後のページが参加申込書になっております。
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