【開催報告】広元市-日本企業投資座談会
【開催報告】広元市-日本企業投資座談会
先月本ページにてご案内した標記説明会が8月9日に成功裏に開催され、当協会は後援機関として本イベントに参画・協力いたしました。
開会に際して、中華人民共和国駐日本国大使館 宋耀明経済商務公使が挨拶され、続いて、中国共産党広元市委員会 何樹平書記が「広元市投資環境」について基調講演を行われました。当協会業務部 伊藤智部長、株式会社レゾナック・グラファイト・ジャパン 瀬戸康善 アジアビジネス統括本部長 兼 グローバルSCM統括部長よりも来賓挨拶がありました。
座談会は比較的コンパクトな規模であったことから、広元市の投資環境や産業状況について詳細な紹介と説明が行われ、また広元市一行は日本側参加者と直接交流することによって、お互いの理解を深め、今後の協力強化に向けて実務的な意見交換ができました。
詳細報告~挨拶と広元市PR
挨拶:中国駐日本国大使館経済商務処公使 宋耀明
まず、在日中国大使館を代表し、本交流会の成功を心よりお祝い申し上げるとともに、長年にわたり中日経済貿易協力を力強く支えてこられた日本経済界の皆様に心より感謝申し上げます。
今年は「中日平和友好条約」締結45周年であり、中国の改革開放45周年でもあります。 中国と日本はそれぞれ世界第2位と第3位の経済大国であり、両国は強い経済補完性を持ち、産業チェーンとサプライチェーンが深く統合されており、互いに重要な経済・貿易パートナーであります。 昨年、中国と日本の二国間貿易額は3,574億米ドルに達し、現時点での実行ベースはすでに1300億米ドルを超えています。中日間の緊密な経済貿易協力は、中日両国の経済発展を促進するだけでなく、両国国民に真の利益をもたらします。中日両国は一衣帯水の隣国であり、新時代の要請に応える安定的かつ建設的な中日関係の構築に向けて共に努力することを期待しています。
現在、中国は「中国式現代化」を推進し、「新発展枠組み」の構築を加速させており、日本企業を含む外資系企業にとって、中国での投資やビジネスにより多くの発展のチャンスがもたらされるでしょう。
四川省広元市は、成都・重慶経済圏の北の重要なゲートウェイであり、立地特殊優位性、豊富な鉱物資源、良好な産業基盤、優れたビジネス環境が整っており、すでにレゾナックなど多くの優秀な日本企業が広元市で事業を展開しています。今後、より多くの日本の経済界の友人が広元に来て、中国企業とより多くの実務協力を行い、中日経済貿易協力の革新的な発展を持続的に推進することを心から歓迎します。 在日中国大使館はこれまで通り、全面的な支援を提供します。
挨拶・PR講演:中国共産党広元市委員会書記 何樹平
四川省広元市を代表し、皆様を心から歓迎申し上げるとともに、広元市と日本との交流・協力の推進に長年尽力してこられた各界の皆様に心より感謝申し上げます。
中国と日本は一衣帯水の隣国であり、古くから親交を持ち、緊密な関係を築いてきました。国交正常化以来、広元は日本と様々な分野において良好な交流関係を築き、実り多い協力成果を上げてきました。
まず、経済貿易交流はますます緊密化。広元と日本の輸出入製品は数十種類に達し、黒鉛電極、医療設備、農産物、食品等を含め、輸出入貿易総額は年々増加しています。また、企業間協力としては、レゾナックと東海貿易の合弁会社ー四川昭鋼炭素有限公司は、広元で10年余りの発展を経て今後の見通しも良好です。
次に、民生分野における協力は連年増加。2008年四川省汶川大地震の際に、日本の救援隊は率先して広元で救援活動を行われ、日本の支援金で建設された喬庄赤十字博愛中学校と観音店郷の人畜飲料水プロジェクトは、今も現地の民衆に福利をもたらしています。今年5月、日本先進医療科学推進協会の川口雄暉理事長一行は広元市第一人民病院を訪問し、新しい協力分野を切り開きました。
第三に、民間交流が多様化、頻繁化。ここ数年、広元市は日本からの文化観光およびビジネス関係の訪問団の受け入れや、四川―和歌山友好都市青少年オンライン交流、中日地方交流促進セミナー等の事業を積極的に取り組んできました。
先月、習近平主席は四川省を訪問された際に、最初に訪れたのは広元の翠雲廊古蜀道でした。広元市の歴史文化遺産の伝承、生態文明建設の強化等を引き続き推進するようと明確な指示を出されました。
広元市は今後、蜀道文化、三国文化、武則天女帝文化とパンダ保護区という特殊優位性を活かして、三国文化ツアー、女帝故郷ツアー、パンダの家体験ツアーを通じて、日本人観光客に好まれる旅行先になることを期待しています。また、広元「アルミニウムの都」のグリーンで低炭素の製品優位性や、天然ガスのコスト優位性と珪砂資源の優位性を活かし、アルミ基新材料と珪素新材料の飛躍的な発展を促進していきます。さらに、「広元グリーン家居産業城」の集積優位性を活かした家居製品生産基地の発展促進や、良質な漢方薬草を利用したバイオ医薬産業と漢方薬産業の協力促進を期待しています。
日本とのWin-Win協力で互いに実り多い成果をもたらすことを確信します。
(広元市に関する詳細紹介は何樹平書記の広元市PR講演資料をご参照)
挨拶:日中経済協会業務部長 伊藤 智
本日、こうして広元市代表団の皆さまと一堂に会して「広元市投資促進交流会」を共同開催できますことを、心からお祝い申し上げるとともに、お忙しい中ご参加いただきましたご来賓の皆様に対し、改めて御礼申し上げます。
日中経済協会と四川省は、当協会成都事務所を窓口として、長年の交流を重ね、信頼関係が醸成されています。西部大開発発展戦略を契機に本格交流が始動して以来、四川省と日系企業との対話の日本側窓口として、歴代省長をはじめ各種訪日団の受け入れや様々な経済交流活動を実施して参りました。
四川省は、中国西部地区において最大の経済規模、人口、資源を有し、西部の経済成長を牽引するという重要な役割を担っていると承知しています。その中でも広元市は、その地形を活かした豊富な電力を背景に、中国におけるアルミ産業の一大拠点として名を馳せており、これを基礎としたアルミを主体とした新素材産業の発展に注力し、産業チェーンの規模化、集積化、グリーン化、低炭素化を推進していると伺っています。
また、西部地区と広西チワン族自治区防城港を結ぶ「西部陸海新回廊」や、「中欧班列」などの国際物流ハブとしての地理的優位性も有しているのみならず、近年に至っては「成都・重慶経済圏」との連携を強化しつつ、株式会社レゾナック様をはじめとする、日系を含めた外資系企業に良好なビジネス環境を提供すべく、様々な優遇・支援政策を打ち出していると伺っています。
先月末、習近平国家主席が四川省の広元市を訪問し、三国志の有名な古跡、翠雲廊古蜀道(すいうんろう こしょくどう)を訪問し、生態文明の建設と歴史文化遺跡の発掘研究ならびに文物の保護・修復等の取組み状況を視察されたとの報道を拝見しました。経済発展を遂げた中国にとって、今後はまさに環境保護、生態文明の建設も重要な要素となって来るかと思いますが、2005年来「日中省エネルギー環境総合フォーラム」をプラットフォームとして国家発展改革委員会、商務部とともに、日本と中国の省エネルギー・環境分野での協力を推進している当協会としても、今後、広元市と更なる協力の可能性があることを大変期待しています。
本日の交流会を通じて、広元市と日本企業との協力が一層深まり、Win-Winで互いの強みを十分発揮しながら、国際・国内マーケットの開拓につながる契機となれば幸いです。
広元市PRビデオ
広元市全体PRビデオ
広元市文化観光PRビデオ
(8/9閉会)【開催案内】2023広元-日本投資促進交流会
7/18(火)update
本交流会は広元市側の業務上特別な事情により一度延期となりました。
新たな日程が決まりましたので下記にて再度ご案内申し上げます。
7/26(水)update
会議場は、28F 会議室Ⅱ→1F「浜離宮」へ変更となりました。
平素より当協会の事業活動にご支援とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
来月、四川省広元市の何樹平書記が来日し、8月9日(水)にコンラッド東京にて「2023広元-日本投資促進交流会」を開催することとなりました。
来月、四川省広元市の何樹平書記が来日し、8月9日(水)にコンラッド東京にて「2023広元-日本投資促進交流会」を開催することとなりました。
広元市は、豊富な鉱物と天然ガス資源を背景に中国西部のクリーンエネルギー利用基地として、アルミニウム産業においては、産業チェーンが完備されております。アルミニウムを利用した自動車部品、電池材料等のプロジェクトを推進しているのみならず、広元市と広西自治区欽州港を繋ぐ西部陸海新回廊や、中欧班列など国際物流の拠点としても重要な都市です。
広元市は地理的優位性、産業の優位性を活かして、長江デルタ、珠江デルタをはじめ、京津冀エリアや成都・重慶経済圏との連携を強化し、総合的な内陸開放都市となることを目標としております。
また、株式会社レゾナックをはじめとする、日系を含めた外資系企業とWin-Winの協力関係を促進するべく、様々な優遇・支援政策も打ち出しております。
皆様におかれましては、今回の交流会を通じて、広元市の経済発展状況と最新優遇政策等をご理解いただける貴重な機会になるかと存じますので、是非ともご参加下さいますようよろしくお願い申し上げます。
なお、参加申し込み方法等の詳細は、以下となっておりますので、ご参照ください。定員に限りがございますので、お早めにお申し込みください。
広元市は地理的優位性、産業の優位性を活かして、長江デルタ、珠江デルタをはじめ、京津冀エリアや成都・重慶経済圏との連携を強化し、総合的な内陸開放都市となることを目標としております。
また、株式会社レゾナックをはじめとする、日系を含めた外資系企業とWin-Winの協力関係を促進するべく、様々な優遇・支援政策も打ち出しております。
皆様におかれましては、今回の交流会を通じて、広元市の経済発展状況と最新優遇政策等をご理解いただける貴重な機会になるかと存じますので、是非ともご参加下さいますようよろしくお願い申し上げます。
なお、参加申し込み方法等の詳細は、以下となっておりますので、ご参照ください。定員に限りがございますので、お早めにお申し込みください。
記
■日 時: 2023年8月9日(水)9:30~11:00 (9:00より受付)
■会 場: コンラッド東京 1F会議場「浜離宮」(東京都港区東新橋1-9-1)
■会 場: コンラッド東京 1F会議場「浜離宮」(東京都港区東新橋1-9-1)
※都営大江戸線・ゆりかもめ線 汐留駅 徒歩1分 JR・都営浅草線・東京メトロ銀座線 新橋駅 徒歩7分
■参加費: 無料
■定 員: 20名
■締切日: 8月2日(水)(但し、定員になり次第締め切りとさせていただきます。)
■主 催: 四川省広元市人民政府
■後 援: 一般財団法人日中経済協会
■主催側出席者:
■定 員: 20名
■締切日: 8月2日(水)(但し、定員になり次第締め切りとさせていただきます。)
■主 催: 四川省広元市人民政府
■後 援: 一般財団法人日中経済協会
■主催側出席者:
何樹平 中国共産党広元市委員会 書記
楊祖斌 中国共産党剣閣県委員会 書記
張勛図 中国共産党広元市利州区委員会 書記
羅凌雲 広元市経済和情報化局 局長
陽定兵 広元経済合作和外交局 局長
安士龍 中国共産党広元市委員会弁公室 科長
楊祖斌 中国共産党剣閣県委員会 書記
張勛図 中国共産党広元市利州区委員会 書記
羅凌雲 広元市経済和情報化局 局長
陽定兵 広元経済合作和外交局 局長
安士龍 中国共産党広元市委員会弁公室 科長
■開会次第:(逐次通訳)
09:00~09:30 受付
09:30~09:40 開会挨拶 中国共産党広元市委員会 何樹平 書記
09:40~09:50 挨拶 一般財団法人日中経済協会 伊藤 智 業務部長
09:50~10:00 広元市紹介ビデオ放映
10:00~10:40 広元市投資環境説明
10:40~11:00 質疑応答
11:00 閉会
09:30~09:40 開会挨拶 中国共産党広元市委員会 何樹平 書記
09:40~09:50 挨拶 一般財団法人日中経済協会 伊藤 智 業務部長
09:50~10:00 広元市紹介ビデオ放映
10:00~10:40 広元市投資環境説明
10:40~11:00 質疑応答
11:00 閉会
お申込み:
ご案内(御申込書付) (2023-06-23 ・ 24KB) |
お問合せ先:
一般財団法人日中経済協会・業務部 金子
TEL:03-5545-3113 FAX:03-5545-3117
Email:miho.kaneko[at]jc-web.or.jp ※[at]を@に変更してください
TEL:03-5545-3113 FAX:03-5545-3117
Email:miho.kaneko[at]jc-web.or.jp ※[at]を@に変更してください