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　2020年11月10日(火)に、日中経済協会が協力する「山東とフォーチュン・グローバル500」日本交流会が開催されました。

　「山東とフォーチュン・グローバル500」と題する交流会はこれまでに欧州、東南アジア、米国、韓国を対象として開催されており、今回の日本における交流会が同シリーズの最終イベントでありました。

　本交流会は、新型コロナウイルスの影響により、済南市をはじめとする山東省内の16都市に設けられた会場と東京会場、また中国や日本各地の来賓をオンラインにて接続する形式で開催されました。主催者によると、本交流会には山東省と日本のオンライン・オフライン併せて約400名が参加し、冒頭に今年７月に就任した李幹傑省長が「山東と日本は海を隔てて向かい合っており、交流の歴史は長く、日本の関連団体や企業と良好な関係を築いている。新型コロナウイルスの流行においても深い友情のもと、双方が支援しあった。本交流会を契機に双方の経済貿易協力を深化したい。」と挨拶しました。

　その後、江島潔経産副大臣や孔鉉佑駐日大使らが挨拶をし、劉家義書記や李幹傑省長と、日本の商社、銀行のトップとのオンライン対話が開催され、山東省とのプロジェクト案件強化、第三国市場展開、投資分野での協力を推し進めることなどをテーマに交流がなされ、山東省進出日本企業からのプレゼンテーション実施後、ハイエンド製造やコールドチェーン、国際空港運営などの分野で14件の重点プロジェクトがオンラインで調印されました。

　オンライン調印後は、「産業チェーン企業誘致会」と題し、呂偉山東省商務副庁長の司会のもと、宋耀明駐日本中国大使館公使、当協会の伊澤正理事長の挨拶をはじめ、日本企業や山東省各都市からのプレゼンテーションが実施されました。日本の各企業からは山東省とのかかわりや今後の展望、また山東省各都市からは都市のＰＲや今後日本との協力の方向性が示されました。

　また、メイン会場と東京会場で実施されていた「産業チェーン企業誘致会」の時間帯に、煙台市内の会場で「煙台交流会」が開催され、市政府指導者の挨拶の後、当協会の杉田定大専務理事がビデオメッセージにて挨拶致しました。煙台市政府関係者と日本企業との交流後、プロジェクト調印式が実施されました。